今月のおすすめ書籍
今月のおすすめ書籍
■出版社:東京創元社
■発刊日付:2024年4月
■著者:米澤穂信
■本体価格:880円(本体800円+税)
■ISBN:9784488451127
小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい……。冬の巻ついに刊行。
■出版社:筑摩書房
■発刊日付:2024年4月12日
■著者:今井むつみ
■本体価格:1,320円(本体1,200円+税)
■ISBN:9784480512376
赤ちゃんはなぜ、ことばがわかるようになるのか? 認知科学の第一人者である著者がこの謎に取り組んだデビュー作。待望の文庫化。解説 佐治伸郎
■出版社:NHK出版
■発刊日付:2024年4月10日
■著者:[著] 千葉 雅也 [著] 納富 信留 [著] 山内 志朗 [著] 伊藤 博明 [著] 斎藤 哲也
■本体価格:1,100円(本体1,000円+税)
■ISBN:978-4-14-088718-9
第一人者が「核心」と「面白さ」を論じ尽くす!
日本における哲学の泰斗が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第1巻は、近代以降の哲学を理解するうえでも必須の古代ギリシアからルネサンスまで。哲学という営みはいかに誕生し、受け継がれていったか。主要哲学者の思想をもとに、この時代の哲学の重要論点とダイナミックな流れを浮かび上がらせる。ゼロからの学び方、いま学ぶことの意義・効用まで――、「聞き書き」によって哲学史の「核心」と「面白さ」に迫る。ありそうでなかった決定版の入門シリーズが誕生!
■出版社:田畑書店
■発刊日付:2024年4月
■著者:片岡 義男 (著), 川西 蘭 (著), 銀色 夏生 (著), 沢野 ひとし (著), 平中 悠一 (著)
■本体価格:2,750円(本体2,500円+税)
■ISBN:978-4803804300
シティポップが生まれた80年代、同時代の日本の「文学」は何をしていたのだろう? 世界のファンがSNSで甦らせたポップ音楽の背後には、同じ時代状況から生まれ、同様に日本オリジナルの発展を遂げた、都会文学の世界が隠されていた──きらめく都会の〈夢〉を優しく紡ぐ、「シティポップの時代」を並走した9つの物語を、いま、ここに。
目次
片岡義男 楽園の土曜日
川西蘭 秋の儀式
銀色夏生 夏の午後
川西蘭 マイ・シュガー・ベイブ
沢野ひとし プリムズをくれた少女
平中悠一 かぼちゃ、come on!
原田宗典 バスに乗って それで
山川健一 テーブルの上にパンはないけれど、愛がいっぱい
片岡義男 鎖骨の感触
■出版社:ゲンロン
■発刊日付:2024年4月中旬
■著者:東 浩紀
■本体価格:2,530円(本体2,300円+税)(予価)
■ISBN:9784907188542
批評誌『ゲンロン』第16号。2023年11月に行われた東浩紀・上田洋子によるウクライナ取材レポート、加藤文元氏、川上量生氏、東による「理系と訂正可能性」についての鼎談、夏目房之介氏、大井昌和氏、さやわか氏によるマンガをめぐる鼎談、菊間晴子氏による大江健三郎論、新川帆立氏のエッセイなど豪華内容を収録。
おすすめ新刊紹介「理工書」 [2024年4月4日up]
■出版社:講談社
■発刊日付:2024年4月25日発刊
■著者:佐藤 竜馬 (著)
■本体価格:3,300円(税込)(本体3,000円+税)
■ISBN:978-4065347829
本書は、基礎から丁寧に解説しつつ、広範な範囲を取り扱う。
カタログ的な解説ではなく、解明されている理論に基づき、本質を解説する。
より深い洞察と息の長い知識を学べる決定版テキスト!
■出版社:技術評論社
■発刊日付:2024年4月13日発刊
■著者:齋藤 優太 (著)
■本体価格:3,520円(税込)(本体3,200円+税)
■ISBN:978-4297140298
世界初の反実仮想機械学習の教科書
反実仮想(Counterfactual)─ 起こり得たけれども実際には起こらなかった状況 ─ に関する正確な情報を得ることは、機械学習や意思決定最適化の応用において必要不可欠です。例えば、「現在運用している推薦アルゴリズムを仮に別のアルゴリズムに変えたとしたら、ユーザの行動はどのように変化するだろうか?」や「仮にある特定のユーザ群に新たなクーポンを与えたら、収益はどれほど増加するだろうか?」「仮に個々の生徒ごとに個別化されたカリキュラムを採用したら、1年後の平均成績はどれほど改善するだろうか」などの実務・社会でよくある問いに答えるためには、反実仮想に関する正確な情報を得る必要があります。こうした反実仮想の推定や比較に基づく意思決定の最適化を可能にするのが、反実仮想機械学習(CounterFactual Machine Learning; CFML)と総称される機械学習と因果推論の融合技術です。
■出版社:講談社
■発刊日付:2024年4月11日発刊
■著者:松井 孝太 (著), 熊谷 亘 (著)
■本体価格:3,740円(税込)(本体3,400円+税)
■ISBN:978-4065332931
転移学習は、従来の機械学習の方法では解決することが困難な要請や課題をうまく取り扱うための方法です。深層学習の登場以降、事前学習済みモデルの利用が容易になり、転移学習が広く用いられるようになってきた。
本書では、転移学習の基本概念から、ドメイン適応、事前学習済みモデル、知識蒸留、マルチタスク学習、メタ学習、継続学習などをていねいに解説。この一冊から始めよう!
■書名:Pythonで学ぶ数理最適化による問題解決入門 (AI & TECHNOLOGY)
■出版社:翔泳社
■発刊日付:2024年4月11日発刊
■著者:株式会社ビープラウド (著), PyQチーム (著), 斎藤 努 (著)
■本体価格:3,300円(税込)(本体3,000円+税)
■ISBN:978-4798172699
理論や詳細な内容を最小限に抑えて、Pythonのコードを動かしながら最適化を体験できるようにしました。さらに、簡単な確認問題を解くことで、理解度を確認しながら読み進められるように構成しました。(「はじめに」より抜粋)。
【PyQ(パイキュー)とは】
株式会社ビープラウドが運営する、ブラウザだけで学べるオンラインPython学習サービス。
【学習環境】
実行環境:PyQ、または、PC上のJupyterLab
利用言語:Python 3.11
利用ライブラリ:mip(1.15.0)、mip-tool(0.3.2)、pandas(2.1.3)、JupyterLab(4.0.9)、
Matplotlib(3.8.2)
■書名:コンピュータでとく数学: データサイエンスのための統計・微分積分・線形代数
■出版社:オーム社
■発刊日付:2024年4月8日発刊
■著者:矢吹 太朗 (著)
■本体価格:2,970円(税込)(本体2,700円+税)
■ISBN:978-4274231797
Wolfram|Alpha、Python、R、Mathematicaをフル活用して、大学教養レベルの統計、微分積分、線形代数の全体像を把握する。学び直しにも最適な一冊。
コンピュータ(Wolfram|Alpha、Python、R、Mathematica)を活用して、数学の学びの質を高めましょう。
本書の具体的な目標は、線形回帰分析を理解することです。そのために必要な微分積分と線形代数も学びます。微分積分は多変数の微分積分まで、線形代数は特異値分解までです。これで、大学教養レベルの数学はほぼ網羅できます。
すべてが線形回帰分析につながるので、何の役に立つのかと疑うことはありません。面倒な計算はコンピュータにまかせるので、計算に迷い込んでしまうこともありません。
線形回帰分析はデータサイエンス(人工知能・機械学習)の出発点です。本書を読んで、データサイエンスにおいて必要とされる数学力とプログラミング力を身に付けましょう。
大学教養レベルの数学の全体像の把握、学び直しにも最適な一冊です。
コードは全てウェブで公開されます。
■出版社:サイエンス社
■発刊日付:2024年4月10日発刊
■著者:中西 崇文 (著)
■本体価格:2,310円(税込)(本体2,100円+税)
■ISBN:978-4781916002
データサイエンティストに必要な数学の各概念を,Pythonを通じて学習することができる実践的な教科書.PythonプログラムはWebからダウンロード可能.
【主要目次】ベクトル/行列/固有値分解・特異値分解/微分/多変数関数と偏微分/積分/基本統計量と相関/確率/確率分布・推定・検定/ベイズ統計/情報理論の基礎/線形回帰/フーリエ変換/主成分分析
■出版社:共立出版
■発刊日付:2024年4月3日発刊
■著者:木田 良才 (著), 新井 仁之 (編集), 小林 俊行 (編集), 斎藤 毅 (編集), 吉田 朋広 (編集)
■本体価格:4,950円(税込)(本体4,500円+税)
■ISBN:978-4320112094
一般に「2つの群作用が軌道同型である」とは、作用する空間のあいだに同型で作用する軌道を保つようなものが存在するときをいう。1959年のDyeの論文が嚆矢となり、爾後、離散群論の発展と伴って様々な群作用に関する軌道同型の研究が進められ、現在では、関数解析・幾何学・確率論などといった広汎な数学の諸分野に於いて、多彩な成果をもたらすに至っている。
エルゴード理論は、端的にいえば「測度空間への群作用を研究する分野」であり、軌道同型理論はエルゴード理論の一分野として位置付けられてきた。しかし近年、軌道同型の研究範囲の多彩さゆえにその枠組みだけで論じることが困難となり、2010年ごろに"Measured Group Theory"という新たな枠組みが創始され、現在に至っている。
本書は、「"Measured Group Theory"のガイドブック」となることを想定し、特に離散群と軌道同型理論に関する基礎概念とその結果、および未解決問題などについて幅広く取り上げる。まず、標準確率空間・保測作用・保測同値関係などの基本的なアイデアから始め、従順群・自由群・樹化可能な保測同値関係・カズダン性などといったトピックを詳しく解説する。
■書名:データ科学入門III: モデルの候補が複数あるときの意思決定
■出版社:サイエンス社
■発刊日付:2024年4月9日発刊
■著者:松嶋 敏泰 (監修), 早稲田大学データ科学教育チーム (著)
■本体価格:2,090円(税込)(本体1,900円+税)
■ISBN:978-4781915982
記述関数や確率モデルが未知である設定における,回帰と分類の問題に関する意思決定を取り扱う.この問題に対するアプローチは様々あるが,分野や立場の違う方法を,意思決定写像を用いた統一的視点から整理・対比しながら解説することを試みた.
【主要目次】モデルが未知の設定のデータからの意思決定の概要/複雑な関数による特徴記述/確率的データ生成観測メカニズム/同質性を仮定した予測/ニューラルネットワーク/ニューラルネットワークの利用法/ニューラルネットワークのパラメータの決定
■出版社:東京図書
■発刊日付:2024年4月9日発刊
■著者:長岡 亮介 (著)
■本体価格:2,640円(税込)(本体2,400円+税)
■ISBN:978-4489024252
線型代数をはじめて学ぶ人のための入門書。
『長岡亮介 線型代数入門講義』よりも「もう少し薄く、手ごろな本で学びたい」という声にお応えする新刊。
初心者の学生に「ぜひこれだけは知っていてほしい」ことを厳選。
データサイエンス時代だからこそ、「データを並べたものがベクトル」と紹介し、行列の厳密な議論は後回しに。
線型代数、それに連なる現代数学の基礎の“考え方”、そしてその背後にある“暗黙の前提”を丁寧に学べます。
線型代数の魅力、そして長岡亮介先生の魅力が満載
■書名:Pythonによる気象・気候データ解析I: Pythonの基礎・気候値と偏差・回帰相関分析
■出版社:朝倉書
■発刊日付:2024年4月26日発刊
■著者:神山 翼 (著)
■本体価格:3,520円(税込)(本体3,200円+税)
■ISBN:978-4254161380
現代の気象学や物理気候学が必要とするデータを解釈し,背後にある面白い自然現象を説明する力を養う.Pythonによるデータ処理の基礎からはじめ,実践的な解析例へ.Google Colaboratory / Jupyter上で動作するサンプルプログラムで実践.全2巻.
■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2024年4月26日発刊
■著者:神山 翼 (著)
■本体価格:3,960円(税込)(本体3,600円+税)
■ISBN:978-4254161397
現代の気象学や物理気候学が必要とするデータを解釈し,背後にある面白い自然現象を説明する力を養う.基礎を基礎事項を扱ったI巻につづき,実践的な解析を解説.Google Colaboratory / Jupyter上で動作するサンプルプログラムで実践.全2巻.