今月のおすすめ書籍
今月のおすすめ書籍

■出版社:岩波書店
■発刊日付:2023年4月
■著者:グレゴリー・ベイトソン 佐藤良明
■本体価格:1,155円(本体1,050円+税)
■ISBN:9784003860298
現象に内在する精神とは? 精神のエコロジーとは? 科学と哲学をつなぐ基底的な知の探究を続けたベイトソンの集大成。その生涯にわたる思索の足取りをたどる。上巻はメタローグ・人類学篇。頭をほぐす父娘の対話から、隠喩と類比を信頼する思考の方法、集団間の緊張を高める「分裂生成」の型とそれを回避する「プラトー」の概念まで。

■出版社:新潮社
■発刊日付:2023年4月
■著者:國分功一郎
■本体価格:858円(本体780円+税)
■ISBN:9784106109911
自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。

■出版社:新潮社
■発刊日付:2023年5月
■著者:三浦しをん
■本体価格:1,760円(本体1,600円+税)
■ISBN:9784104541089
実直なホテルマンは奔放な書家と文字に魅せられていく。書下ろし長篇小説! 都内の老舗ホテル勤務の続力は招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家の遠田薫を訪ねたところ、副業の手紙の代筆を手伝うはめに。この代筆は依頼者に代わって手紙の文面を考え、依頼者の筆跡を模写するというものだった。AmazonのAudible(朗読)との共同企画、配信開始ですでに大人気の書き下ろし長篇小説。

■出版社:日本評論社
■発刊日付:2023年3月発刊
■著者:室岡健志
■本体価格:2,750円(本体2,500円+税)
■ISBN:9784535540545
伝統的な経済学の拡張・発展としての行動経済学。
その理論と応用を最新研究まで含めて体系的にまとめ上げた決定版!
■本書の特長
・行動経済学の理論と伝統的な経済学の理論のつながり、その背後にあるエビデンスを明確に示しながら解説。
・行動経済学の理論が、経済学の各分野でどのように応用されているかを具体的に紹介。
・行動経済学に関連する政策、データ収集、実験などの実施を考えるための理論的な基盤を提供。
行動経済学研究をリードする気鋭の著者が、「経済学としての行動経済学」の基礎から研究の最前線までを徹底解説。
おすすめ新刊紹介「理工書」 [2023年5月8日up]

■出版社:講談社
■発刊日付:2023年5月発刊
■著者:高橋和孝 (著)
■本体価格:5,500円(本体5,000円+税)
■ISBN:9784065319017
透徹した論理のもとに「熱」の現代的描像を説き明かす、至高の雄編。熱力学と統計力学を統一的に論じ、豊富な演習で理解を深める。

■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2023年5月10日発刊
■著者:本多 正平 (著)
■本体価格:3,850円(本体3,500円+税)
■ISBN:978-4254118728
特異点を持つ図形の上での幾何学や解析学をどのようにして行うのかを解説する。
〔内容〕グロモフ・ハウスドルフ距離/リーマン幾何学速習/比較定理とその剛性/リーマン多様体列の極限空間/RCD 空間/測度付きグロモフ・ハウスドルフ収束と関数解析/非崩壊RCD 空間/球面定理/付録:多様体・バナッハ空間・測度。

■出版社:共立出版
■発刊日付:2023年5月25日発刊
■著者:Anna Sfard (著), 岡崎 正和 (監修, 翻訳), 山田 篤史 (監修, 翻訳), 岩﨑 浩 (翻訳), & 5 その他
■本体価格:7,920円(本体7,200円+税)
■ISBN:978-4320114913
本書は、数学学習研究において学習者の概念の形成を観察可能な数学のディスコース上で捉え、またヴィゴツキーとヴィトゲンシュタインの発想をベースとして「コモグニション(commognition = communication(コミュニケーション) + cognition(認知))」論を構築した著者によって執筆された、コミュニケーションと思考がコインの裏表の形であり、言葉を語ることでなぜ思考が高まるかを説明する書籍である。
前半では、学習と問題解決に関する多くの伝統的な論争の提示から始め、その解決にコモグニションの視点が有用であることを解説する。後半では、数学的ディスコースの意味づけにコモグニション論を用い、その威力を明瞭に例証する。
本書を通じて、理論的な考察の中に、数多くの経験的事例がちりばめられている。例のほとんどは数学的なものだが、それらはかなり初等的なものであり、基本的な算術について多少でも知っている人には容易に理解できるものである。そのため、数学を専門にしない読者にとっても大いに有用なものとなっている。人間の思考を理論化することに関心がある人、数学的思考に興味がある人、双方にとって大変有益な書籍と言えよう。
[原著:Thinking as Communicating: Human Development, the Growth of Discourses, and Mathematizing]

■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2023年5月30日発刊
■著者:A.J. Hahn (著), 狩野 覚 (翻訳), 春日 隆 (翻訳)
■本体価格:4,290円(本体3,900円+税)
■ISBN:978-4254150230
AJ Hahn: Basic Calculus of Planetary Orbits and Interplanetary Flight: The Missions of the Voyagers, Cassini, and Juno (2020)を2分冊で邦訳。I巻では惑星軌道の理解と探査の歴史,数学的基礎を学ぶ。

■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2023年5月28日発刊
■著者:A.J. Hahn (著), 狩野 覚 (翻訳), 春日 隆 (翻訳)
■本体価格:3,850円(本体3,500円+税)
■ISBN:978-4254150247
歴史と数学的基礎を解説したI巻につづき,楕円軌道と双曲線軌道の運動の理論に注目。惑星運動に関する理解を深め,Voyager,Cassiniなどによる惑星探査ミッションにおける宇宙機の軌道,ターゲット天体へ誘導する複雑な局面を論じる。

■出版社:現代数学社
■発刊日付:2023年5月22日発刊
■著者:西郷甲矢人, 能美十三 共著
■本体価格:2,860円(本体2,600円+税)
■ISBN: 978-4768706060
ガリレオからグロタンディークへ、そして未来へ 本書は,シリーズ「線型代数対話」の第3巻である.第1巻では圏論の基本手法に親し み,第2巻では「量」に関わる諸概念の圏論的な取り扱いをテーマとした.そこでは「量系 (可換モノイド)」の概念が重要であった.それらに続く本書においては,「いくつかの量系 から新しい量系をつくる操作」としての「テンソル積」に焦点を当てる. テンソル積という概念に向かって,牛のように押していく唯一無二の本です

■出版社:共立出版
■発刊日付:2023年5月8日発刊
■著者:吉田 耕作 (著)
■本体価格:2,750円(本体2,500円+税)
■ISBN:978-4320114838
現在、統計的なデータ分析が非常に重要だということは新聞、テレビ、インターネット等のニュース媒体で盛んに叫ばれているが、統計学は理系科目であり、多変量解析の書籍もほとんどが理系出身者によって書かれている。つまり、文系出身者の多い経営・マネジメント層にとって、多変量解析はなかなかとっつきにくい分野になってしまっている。
本書は文系出身である筆者による多変量解析の入門書であり、同じ文系出身の方々にとって、学びへのハードルを下げる目的で書かれている。数学に苦手意識を持つ人がどこでつまずくかをよく理解した筆者の強みを存分に生かし、重回帰、一般化線形モデルについて説明し、さらにクラスター分析、主成分分析、因子分析を紹介する。本書を読むことで、経営・マネジメントのために必要となる全体観をつかみとるための分析力を養うことができる。
AI・ビッグデータ時代を生き抜くための必携書であり、『直感的統計学』(日経BP社刊)待望の続刊!

■出版社:オーム社
■発刊日付:2023年5月26日発刊
■著者:角田 保 (著)
■本体価格:2,750円(本体2,500円+税)
■ISBN:978-4274230325
Excelも統計も、ゼロからはじめてしっかり身につく!
身近な例題とゆる~いイラストで、無理なく統計学が学べる!
本書はExcelを利用した統計の入門書です。
統計学の説明を丁寧に行うことはもちろん、Excelを使ったことがなかったり、操作方法を忘れてしまったりしている人でも取り組めるよう、Excel自体についても丁寧に説明します。
また、Excelでの集計や分析の手順を覚えるだけでなく、その操作がどういった理論と紐付いているか理解することも重視しています。
分析の意味を理解することにより、適切でない指標でデータを見てしまったり、分析の解釈を間違えてしまったりすることを避けられるようになるからです。
本書を通読することで理論と実務両方の基礎が身につき、集めたデータを分析して結果をアウトプットできるようになります。

■出版社:サイエンス社
■発刊日付:2023年5月24日発刊
■著者:内田 治 (著), 佐野 夏樹 (著), 佐野 雅隆 (著), 下野 僚子 (著)
■本体価格:1,760円(本体1,600円+税)
■ISBN:978-4781915739
多変量解析と呼ばれる統計的データ解析の方法で主要なものを概説し,R言語を使用して例題・練習問題を解きながら学習できるテキスト.

■出版社:共立出版
■発刊日付:2023年5月8日発刊
■著者:Michael Sipser (著), 田中 圭介 (監修, 翻訳), 藤岡 淳 (監修, 翻訳), & 4 その他
■本体価格:3,740円(本体3,400円+税)
■ISBN:9784320125629
Michael Sipser教授による “Theory of Computation” の講義はMIT屈指の名講義で、教室には活気と笑いが絶えることはない。本書はその講義ノートをもとにまとめられた、この分野の標準的教科書である。
定理を述べたあと直ちに証明に取りかからず、証明のアイデアを与える工夫、証明の失敗例に言及して理解を深めさせるなど、随所に講義の雰囲気が感じられる、教育的配慮の行き届いた教科書になっている。
第3版では、「決定性文脈自由言語」に関する節が新たに加えられたほか(第2巻)、問題や解答が追加されるとともに、いくつかの話題に関して、第2版刊行後の研究の進展について説明を加えた。

■出版社:共立出版
■発刊日付:2023年5月8日発刊
■著者:Michael Sipser (著), 田中 圭介 (監修, 翻訳), 藤岡 淳 (監修, 翻訳), & 4 その他
■本体価格:4,290円(本体3,900円+税)
■ISBN:978-4320125636
Michael Sipser教授による “Theory of Computation” の講義はMIT屈指の名講義で、教室には活気と笑いが絶えることはない。本書はその講義ノートをもとにまとめられた、この分野の標準的教科書である。
定理を述べたあと直ちに証明に取りかからず、証明のアイデアを与える工夫、証明の失敗例に言及して理解を深めさせるなど、随所に講義の雰囲気が感じられる、教育的配慮の行き届いた教科書になっている。
第3版では、「決定性文脈自由言語」に関する節が新たに加えられたほか(第2巻)、問題や解答が追加されるとともに、いくつかの話題に関して、第2版刊行後の研究の進展について説明を加えた。

■出版社:共立出版
■発刊日付:2023年5月8日発刊
■著者:山田 育矢 (著), 柴田 知秀 (著), 進藤 裕之 (著), 玉木 竜二 (著)
■本体価格:3,630円(本体3,300円+税)
■ISBN:9784320125025
ディープラーニングによる自然言語処理の基礎から応用までコードを動かしながら学べる書籍です。文書分類、評判分析、固有表現認識の3つの実践的なタスクを通じて、ディープラーニングによる自然言語処理を理論と実装の双方の側面から学ぶことができます。
■基礎から最先端のBERTまでを解説
■Pythonライブラリ「AllenNLP」を使ったモデル開発
■日本語のデータセットを使用

■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2023年5月12日発刊
■著者:久保 幹雄 (著)
■本体価格:2,970円(本体2,700円+税)
■ISBN:Ⅰ/978-4254122817
実際に課題解決で使えるPythonプログラミングをJupyter上で練習問題をときながら身に着ける.[内容]NumPy/Pandas/matplotlib/plotly/Plotly Express/simpy/様々な技巧(simpy,dataclasses,pydantic,defaultdict,map,JSON,Requests,OpenPyXL,Strea

■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2023年5月12日発刊
■著者:久保 幹雄 (著)
■本体価格:3,630円(本体3,300円+税)
■ISBN:978-4254122824
1巻で学んだデータ解析の基盤技術に加えて,実践的なPythonプログラミングをJupyter上でさらに練習.[内容]科学技術計算モジュールSciPy/PyMCによるベイズ推論とProphetによる時系列データの予測/ネットワークモジュールNetworkX/PuLPとGurobiによる最適化モデリング/制約最適化/スケジューリング最適化

■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2023年5月12日発刊
■著者:久保 幹雄 (著)
■本体価格:2,970円(本体2,700円+税)
■ISBN:978-4254122831
Pythonにおける機械学習の定番モジュールを理解・活用するための基本から,実務家が実際に使いやすい実践的な手法まで,Jupyter上で具体的な練習問題をときながら身に着ける.[内容]scikit-learnを用いた機械学習/fastaiによる深層学習/PyCaretを用いた自動機械学習