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今月のおすすめ書籍

今月のおすすめ書籍

おすすめ新刊紹介「文庫」 [2024年5月1日up]
■書名:哲学の名著50冊が1冊で学べる
■出版社:KADOKAWA
■発刊日付:2024年5月24日
■著者:岡本裕一朗
■本体価格:1,100円(本体1,000円+税)
■ISBN:9784044008154
■内容:

~知の巨人たちによる「本物の教養」を知る~ 
デカルト『方法序説』、カント『純粋理性批判』など、世の偉大な哲学者たちが著した名著の数々。
哲学者の名前と書名を見れば、おのずと知的好奇心が湧いてくるものだが、
いずれも分厚く難解で、読み通すのはなかなか難しい。

そこで本書は、哲学分野における名著50作品の要点を図版も使いながら整理し、
そう簡単に読み解くことができない哲学書の内容を読者にわかりやすく伝える一冊。
巻末に文庫版増補付き(新規2書目を解説)。

 

おすすめ新刊紹介「新書」[2024年5月1日up]
■書名:哲学史入門Ⅱ デカルトからカント、ヘーゲルまで
■出版社:NHK出版
■発刊日付:2024年5月10日
■著者:上野修 戸田剛文 御子柴善之
■本体価格:1,155円(本体1,050円+税)
■ISBN:9784140887196
■内容:

哲学者たちは何と向き合ってきたか?

日本における哲学の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 今回は、デカルトからドイツ観念論までの近代哲学。時代のうねりのなかで、人間の知性の働きを突き詰めた哲学者たちの思索に迫る。決定版の入門シリーズ第2弾!

 

おすすめ新刊紹介「一般書」[2024年5月1日up]
■書名:私の身体を生きる
■出版社:文藝春秋
■発刊日付:2024年5月
■著者:西加奈子 村田沙耶香 金原ひとみ 他
■本体価格:1,650円(本体1,500円+税)
■ISBN:9784163918488
■内容:

17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ

私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。

著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。

自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。

 

おすすめ新刊紹介「人文書」[2024年5月1日up]
■書名:ノット・ライク・ディス  トランスジェンダーと身体の哲学
■出版社:以文社
■発刊日付:2024年5月25日
■著者:藤高 和輝
■本体価格:3,520円(本体3,200円+税)
■ISBN:9784753103843
■内容:

身体とは何か。ほかならぬ、誰もが生きているこの「私の身体」とは何か。

トランスジェンダーの身体経験の分析を通し、そのトランスの身体を(シスジェンダーに対して)「特殊な」身体、「特殊な」経験とみなすのでなく、かつ、そのトランスジェンダーに対する既存の病理学的な認識図式を批判し、「トランスにとっての身体とは何か」のみならず、誰もが生きているこの「私の身体」とは何かを本書は問いかける。

病理学的図式、デカルト的図式、構築主義的図式という「心身二元論」から発する「神話」を解体し、そのアポリアを問うとともに、オルタナティヴな理論的枠組みの提示を試みる画期的論考。

「真理はあなたのなかに存在する。私たちは自分を曲げなくていい」

目 次

序 章 マトリックスの夢、あるいは真理の場所
第一章 感じられた身体―― トランスジェンダーと『知覚の現象学』
第二章 身体を書き直す―― トランスジェンダー理論としての『ジェンダー・トラブル』
第三章 たったひとつの、私のものではない、私の身体
第四章 パスの現象学 ―― トランスジェンダーとサルトルの眼差し
第五章 ポストフェミニズムとしてのトランス?―― 千田有紀「「女」の境界線を引きなおす」を読み解く
第六章 語りを掘り起こす――トランスの物質性とその抹消に抗する語り
第七章 トランス・アイデンティティーズ、あるいは「名のなかにあるもの」について
終 章 「私は自分の身体を愛することができるか」
あとがき

 

おすすめ新刊紹介「理工書」 [2024年5月1日up]

■書名:暗号の理論と技術 量子時代のセキュリティ理解のために (KS理工学専門書)
■出版社:講談社
■発刊日付:2024年5月24日発刊
■著者:國廣 昇 (著, 編集), 安田 雅哉 (著), 水木 敬明 (著), & 5 その他
■本体価格:3,740円(税込)(本体3,400円+税)
■ISBN:978-4065356357
■内容:

量子時代に対応するための暗号理論の研究は今まさに盛んに進められています。また、情報化社会の基盤である暗号の刷新に対応するため、セキュリティ関係の技術者・研究者も暗号理論の最新の動向を学ぶ必要があります。本書は、量子時代に対応するための暗号理論とその技術を学べる入門書です。暗号理論の数学的基礎から最新の応用まで、幅広い内容をバランスよく学べる構成です。


■書名:例と演習で学ぶ 確率論 (KS理工学専門書)
■出版社:講談社
■発刊日付:2024年5月24日発刊
■著者:中島 誠 (著)
■本体価格:4,400円(税込)(本体4,000円+税)
■ISBN:978-4065356340
■内容:

測度論を用いた確率論への入門の新定番。

・確率論の「王道」をしっかり押さえた丁寧な解説と豊富な例題・演習問題が初学者にぴったり
・学びやすいと好評の講義ノートを大幅に加筆修正し、解説がさらにわかりやすく
・序章で確率論の具体的なモデルを紹介し、具体例から学べる構成

本書は測度論を復習しながら確率論を学習できる入門書です。
丁寧な解説と本文中の例題で手を動かしながら学び、演習問題(解答付き)で理解を確かめ、学びを深めることができます。
さらに、ランダムウォーク・パーコレーション・分枝過程・ブラウン運動などのモデルについても紹介します。これらのモデルは問題設定はわかりやすいものの、現在でも確率論の研究において頻繁に扱われるものです。教科書の範囲を大きく逸脱しない範囲の知識で得られる結果については証明も与えていきます。このように具体的なモデルを眺めながら学習することで確率論とはどういった学問なのかを体験し、また抽象的な理論や定理の使い方を身につけられる構成になっています。


■書名:現数Select No.8 行列式
■出版社:現代数学社
■発刊日付:2024年5月21日発刊
■著者:石谷 茂 (著)
■本体価格:2,200円(税込)(本体2,000円+税)
■ISBN:978-4768706367
■内容:

“行列式のことは行列式でやりたい” をモットーに,本書は普通の本の1 章分を対話によって解説し,1 冊にまとめたものです.帰納法と類推法を絶えず活用し,証明に代わる‘証明をリサーチ’ する学習で「玄関から応接間」まで読者を案内します.「奥座敷」に移るかどうかは貴方次第,楽しんでお読みいただければ幸いです. 【内容】  行列式/行列式の性質/行列式の展開/行列の積の行列式/行列の正則とランク/連立一次方程式/特殊な行列式/行列式とベクトル


■書名:特異点論における代数的手法 (共立叢書現代数学の潮流)

■出版社:共立出版
■発刊日付:2024年5月8日発刊
■著者:渡辺 敬一 (著), 日高 文夫 (著), 岡本 和夫 (編集), & 3 その他
■本体価格:7,480円(税込)(本体6,800円+税)
■ISBN:978-4320115606

■内容:

本書は、可換環論を用いて特異点論を解説すること、及び、代数幾何的な対象を通じて可換環論に饒かな研究対象をもたらすことを目的とした書籍である。

特異点論は、代数幾何学の局所理論であると同時に、可換環論の局所理論でもある。
代数幾何学で或る対象を記述することは、多くの場合にあまり容易ではないが、ひとたび代数的な表現で記述ができると、可換環論を用いることによって種々の性質を精確に表現できる。一方、可換環論はそれ単体で多くの例を与えることは難しいが、代数幾何的な手法を導入することで、立ち所に非常に多くの例をもたらすことが出来るようになる。

特異点論の研究には、多分野からのアプローチ方法があるが、本書では特に「可換環論と代数幾何を組み合わせた手法」を基軸とし、次元付き環論や圏論・層論などといった必要な知識も随時導入しながら詳しく解説する。


■書名:Juliaではじめる数値計算入門

■出版社:技術評論社
■発刊日付:2024年5月13日発刊
■著者:永井 佑紀 (著)
■本体価格:3,300円(税込)(本体3,000円+税)
■ISBN:978-4297141288

■内容:

例題を通してJuliaを学ぼう!
Juliaは、2018年にver.1.0がリリースされて以降、速さと書きやすさで、特に数値計算分野で注目を集めている言語です。
本書ではそれぞれの数値計算問題に対し、さまざまな手法でアプローチしており、例題を通してJuliaを学べる書籍となっています。
原理まで解説しており、他の手法とどのように違うのか、またどのようなメリット・デメリットがあるのかも解説しています。
第I部ではJuliaの基礎的な内容を、第II部では具体的な計算方法を例題と一緒に実装していく構成になっています。fortranやPythonから移行してくるユーザーが多いと考えられますが、初学者でも学べるような内容になっています。みんなもJulianになろう!


■書名:教本:解析幾何と線型代数 〜ベクトルと行列で学ぶ幾何学〜
■出版社:現代数学社
■発刊日付:2024年5月21日発刊
■著者:‪井ノ口 順一 (著)
■本体価格:3,850円(税込)(本体3,500円+税)
■ISBN:978-4768706350
■内容:

幾何学と線型代数が同時に学べる本  本書の内容は直線,平面,2 次曲線,2 次曲面についてベクトルと行列を用いて学ぶことを目的としながら,今日のデータサイエンスの発展に鑑み,「ベクトルと行列を活用する解析幾何学」になっています.しかしその一方で線型代数は平たい世界(曲がっていない世界)の幾何学であるという側面もあることから,本書は「幾何学としての線型代数」へ読者を招待し,線型代数のアイディアと幾何学的直観を育むことを目的としたテキスト,独学書となっています. 【内容】 座標とベクトル/平面図形/空間図形/3 枚の平面の交わり/1 次変換/固有値問題/2 次曲線/2 次曲面/線型計画法/補講/問題解答例


■書名:ExcelとRによる例題で学ぶ統計モデル・データ解析入門: 最小2乗法から最尤法へ
■出版社:オーム社
■発刊日付:2024年5月24日発刊
■著者:藤川 浩 (著)
■本体価格:3,520円(税込)(本体3,200円+税)
■ISBN:978-4274231995
■内容:

実験、調査、検査などで得たデータに統計モデルを用いて解析する手法を例題でやさしく解説します。
本書では対象データに適した統計分布、つまり統計モデルを適用し、解析する方法を基礎から説明します。この場合、「最小二乗法」は使えないため、「最尤法」を使います。データに合った統計モデルを使うことで、より精度の高い予測、判断ができます(この解析するプロセスを統計モデリングとよぶ)。さらに、この解析手法はベイズ統計学に繋がっていきます。


■書名:最大正則性定理
■出版社:朝倉書店
■発刊日付:2024年5月28日発刊

■著者:清水 扇丈 (著)

■本体価格:4,400円(税込)(本体4,000円+税)
■ISBN:978-4254118735

■内容:

・非線形放物型偏微分方程式に関連して発展し整備された最大正則性について考察する.
・読者対象:解析学分野の院生・研究者
・〔内容〕最大正則性とは何か/半群/調和解析からの準備/実補間空間とトレース空間/最大Lp-正則性/放物型方程式の初期値問題/初期値境界値問題/非圧縮性粘性流体の自由境界問題への応用/半線形方程式への応用/最大ローレンツ正則性とその応用


■書名:大学1・2年生のためのすぐわかる解析力学
■出版社:東京図書
■発刊日付:2024年5月11日発刊
■著者:吉田 弘幸 (著)
■本体価格:2,860円(税込)(本体2,600円+税)
■ISBN:978-4489024139
■内容:

解析力学を学ぶ人に、最初に読んてもらいたい本
本書が扱う「解析力学」は、ニュートン力学の理論を数学的に緻密に整備した理論形式となっています。
そして、その数学的な手順を精確に学べば、様々な力学現象をオートマティックに分析することができます。
ただ、理論の形式がニュートン力学とは大きく異なるため、
はじめて解析力学を学ぶときには戸惑いを感じるかもしれません。
そのような戸惑いを持たずに解析力学を学んでもらうことが本書の大きな目的です。
本書によって解析力学の基本的な手法を呼吸をするように使いこなそう。


■書名:多結晶マテリアルズインフォマティクス

■出版社:共立出版
■発刊日付:2024年5月29日発刊
■著者:宇佐美 徳隆 (著, 編集), 大野 裕 (著), & 4 その他
■本体価格:3,960円(税込)(本体3,600円+税)
■ISBN:978-4320140035

■内容:

社会実装されている金属、セラミックス、半導体材料などの多くは多結晶であり、社会インフラとしての構造物、情報機器、太陽電池などに用いられ、私たちの生活を便利で快適なものにしている。多結晶は様々な方位やサイズをもつ多くの結晶粒と、隣接する結晶粒間の境界である粒界で構成される非常に複雑な組織構造をもつことが特徴である。多結晶組織の複雑さや粒界の多様性から体系化が困難であるため、従来にない優れた性能や機能を示す材料開発の指針となる学理の構築にはいたっていない。
本書は、多結晶材料開発手法を革新する学理の構築を目指し、実験と理論・計算・データ科学を融合した「多結晶材料情報学」の開拓を進めた6年半にわたる研究プロジェクトの成果を、材料科学の教育・研究や実際のものづくり現場に広く届けたいという思いから企画された。本書は、新しい学問領域である「多結晶材料情報学」の教科書・専門書であり、多結晶材料情報学を支える結晶学と情報学の基礎、および多結晶シリコンをモデル材料にして創出された研究成果の紹介から構成される。
本書で紹介する研究成果は、汎用性に優れ他材料に展開可能なものも多く、社会的課題を解決したり、産業競争力を強化したりするような革新的材料の創製や人材育成への貢献が期待される。


■書名:レクチャー 振動・波動
■出版社:サイエンス社
■発刊日付:2024年5月14日発刊
■著者:山田 琢磨 (著)
■本体価格:2,035円(税込)(本体1,850円+税)
■ISBN:978-4781915937
■内容:

本書は理工系向けの振動・波動の入門書.基礎的内容を理解し,初歩的問題を計算できるよう丁寧に解説した.理解を深めるため随所に図,例題を配置した好個の教科・参考書.

【主要目次】単振動/減衰振動と強制振動/連成振動/連続体の振動/1次元の波動/2次元・3次元の波動/波動の性質